英米の最高レベルにひけを取らない世界レベルの幻想小説です。
硬質な文体、繊細な世界観
何をとっても最高です。
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ラピスラズリ (ちくま文庫 や 43-1) 文庫 – 2012/1/10
山尾 悠子
(著)
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- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2012/1/10
- 寸法10.8 x 1 x 15.2 cm
- ISBN-104480429018
- ISBN-13978-4480429018
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2012/1/10)
- 発売日 : 2012/1/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 251ページ
- ISBN-10 : 4480429018
- ISBN-13 : 978-4480429018
- 寸法 : 10.8 x 1 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 143,122位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
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2020年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現実世界と違和感のある別世界で、それでいて妙なリアリティがある。そんな世界を楽しむ小説です。ラノベみたいにわかりやすい起承転結があるものだけが小説ではない。幻想文学ファンにはもちろん、ちょっと変わった小説が読みたいと言う方にも読んで欲しい。
2018年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これを読んで、この著者の他の本も買いました。
上質な幻想小説ですが、5年前の私なら読みきれなかったかもしれません。
「一般的なエンターテイメント」に飽きているときに読むと楽しめます。
上質な幻想小説ですが、5年前の私なら読みきれなかったかもしれません。
「一般的なエンターテイメント」に飽きているときに読むと楽しめます。
2019年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすさと美しさが両立してる文章でした。
一番長い話ではこれからの展開を匂わせて
読者を引っ張るようなスタイルの書かれ方を
しているおかげで、ぐいぐい読めます。
予想以上に面白く読めました。
一番長い話ではこれからの展開を匂わせて
読者を引っ張るようなスタイルの書かれ方を
しているおかげで、ぐいぐい読めます。
予想以上に面白く読めました。
2013年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
列車の到着を待つ旅路、訪れた深夜の画廊、小説の挿絵と思しき三枚組の銅版画、
「これは落ち葉枯れ葉のものがたり」。
「――眠たい夜、以前あったことを再び繰り返しているような感覚にとらわれながら、
真っ暗な操車場の方角に月を見た。殺されたわけではない、生きたまま森の枯れ葉の海に
埋め捨てられた冬眠者たちはその後どうなったのだろう。春が来るまでそのまま眠りつづけ、
朽ち葉に覆われた湿っぽい腐葉土のなかに潜む虫や微生物たちとおなじ種類の眠りを眠り、
そして目覚めたときにもかれらは同じにんげんのままでいられたのだろうか。こびりつく
枯れ葉だらけの腐った衣装を引き摺って起き上がり、そして奪われた城館の奪還をめざして
歩き出すだけの理性がそこにはまだ存在したのだろうか。
同じことを以前にも考えたことがあるような気がした」。
そう、「同じこと」。
それは一回性の偶然か、世界の孕む必然か。
冬の語源は「殖ゆ」、らしい、ただしそんな豊穣の予感とは一見果てしなく無縁、
あたかも炎のように燃え立つ枯れ葉、秋の終わり、あるいは明けることを知らぬまま、
凍てつき閉ざされた眠りの季節、冬。
ゴーストに地縛された世界、「にんげん」が入れ替わろうともひたすらに繰り返される
「同じこと」、「誰の記憶の底にも共通してあるものだった。なぜなら同じことがきっと
何度も繰り返されたのであって」――。
ねじれる時間、止まった時間、世界は変わる、そして世界は変わらない。
誰が死のうが生きようが、世界は何も変わらない。
過剰なまでに漲る緊張、ソリッドに研ぎ澄まされた文体、少なくとも私のデータベースに
あるどの文体とも似ず、明晰に書く才を持ちただしそれを拒絶する、あからさまに意識的に
不自然な会話、世界の造りだけを取り出せば宮沢賢治に少し重なり、だが彼女固有としか
表現しようのない文体。
冒頭まもなく、例の版画を説明する。「今では骨董としての価値しかなさそうな古色蒼然と
した腐蝕銅版画――それは店の奥まったスペースにわざとのようにひっそりと掲げられ、
他の展示物に較べればごく小振りであるうえに説明のプレートもなく、ほとんどの客は
見過ごしてしまうだろうと思われた」。
どこかこの小説と似ていないだろうか。
万人受けはしない、すんなりと入ってはこない文章、ざらつく陰影。
秋色に燃え立つ枯れ葉、赤く滴る苺ジャム、そして切り裂くラピスラズリ。
この衝撃、この恍惚。
「これは落ち葉枯れ葉のものがたり」。
「――眠たい夜、以前あったことを再び繰り返しているような感覚にとらわれながら、
真っ暗な操車場の方角に月を見た。殺されたわけではない、生きたまま森の枯れ葉の海に
埋め捨てられた冬眠者たちはその後どうなったのだろう。春が来るまでそのまま眠りつづけ、
朽ち葉に覆われた湿っぽい腐葉土のなかに潜む虫や微生物たちとおなじ種類の眠りを眠り、
そして目覚めたときにもかれらは同じにんげんのままでいられたのだろうか。こびりつく
枯れ葉だらけの腐った衣装を引き摺って起き上がり、そして奪われた城館の奪還をめざして
歩き出すだけの理性がそこにはまだ存在したのだろうか。
同じことを以前にも考えたことがあるような気がした」。
そう、「同じこと」。
それは一回性の偶然か、世界の孕む必然か。
冬の語源は「殖ゆ」、らしい、ただしそんな豊穣の予感とは一見果てしなく無縁、
あたかも炎のように燃え立つ枯れ葉、秋の終わり、あるいは明けることを知らぬまま、
凍てつき閉ざされた眠りの季節、冬。
ゴーストに地縛された世界、「にんげん」が入れ替わろうともひたすらに繰り返される
「同じこと」、「誰の記憶の底にも共通してあるものだった。なぜなら同じことがきっと
何度も繰り返されたのであって」――。
ねじれる時間、止まった時間、世界は変わる、そして世界は変わらない。
誰が死のうが生きようが、世界は何も変わらない。
過剰なまでに漲る緊張、ソリッドに研ぎ澄まされた文体、少なくとも私のデータベースに
あるどの文体とも似ず、明晰に書く才を持ちただしそれを拒絶する、あからさまに意識的に
不自然な会話、世界の造りだけを取り出せば宮沢賢治に少し重なり、だが彼女固有としか
表現しようのない文体。
冒頭まもなく、例の版画を説明する。「今では骨董としての価値しかなさそうな古色蒼然と
した腐蝕銅版画――それは店の奥まったスペースにわざとのようにひっそりと掲げられ、
他の展示物に較べればごく小振りであるうえに説明のプレートもなく、ほとんどの客は
見過ごしてしまうだろうと思われた」。
どこかこの小説と似ていないだろうか。
万人受けはしない、すんなりと入ってはこない文章、ざらつく陰影。
秋色に燃え立つ枯れ葉、赤く滴る苺ジャム、そして切り裂くラピスラズリ。
この衝撃、この恍惚。
2018年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どの作品も非常に美しい文体で綴られ、書くことの楽しみ、そして読者が読む楽しみに溢れています。
果てしない愛と受容と赦しの聖人・フランチェスコを描いた作品が、中ではいちばん好きでした。
果てしない愛と受容と赦しの聖人・フランチェスコを描いた作品が、中ではいちばん好きでした。
2021年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
残念な思いで「飛ぶ孔雀」を読み終えた後、もう1冊様子を見ることにしたものの、掘っても掘っても何も出てこないことが分かった。違う意味で「無」の世界が広がっている。正直、「奇をてらった」域を抜けていなくて、物語として未熟で、広告文はオーバーハイプ。言えることは「飛ぶ孔雀」「ラピズラリ」から読まない方が良い。もう1冊だけ、初期作を図書館か古本で少し見てみたいとは思う。
2012年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫化にあたってハードカバー版からは大幅に改稿されています。加筆されたことでストーリーが幾らか分かり易くなっていますが、逆にそれで元の神秘感が薄れているようにも感じました。
とはいえ奇跡のような傑作であることには変わりありませんが。
また文庫化で好ましからざる解説が加わったことも残念です。
とはいえ奇跡のような傑作であることには変わりありませんが。
また文庫化で好ましからざる解説が加わったことも残念です。